畜産動物の廃棄骨を循環的に利用するリン酸肥料製造法の実用化と生長効果の検証
これまでの研究開発で生骨を完全可溶化し、低エネルギーコストでリン酸を含む全成分を骨溶解養液として回収する技術を確立しました。本課題では骨からのリン酸と骨溶解液の製造コストの削減とスケールアップ、骨溶解養液で栽培した野菜の […]
牡蠣(カキ)養殖生産を向上させる自立型海底水揚水装置SPALOW(Solar-Powered AirLift for Ocean Water):実用化・普及化に向けた改良
これまでの研究開発で、養殖牡蠣(カキ)の増産を可能とする自立型揚水装置を試作しました。この装置は海底の栄養豊富な海水と,牡蠣の餌となる良質なプランクトンを含む海底泥を毎時10トン揚水し、むき身重量48%増(対照区比)を達 […]
気候危機・自動化農業に適応する超多収・頑健遺伝子型植物のスマート育種によるプロセスイノベーション
気候変動で損害を被るコシヒカリに、頑健・短強稈(台風、豪雨による倒伏解消、自動化適合、労力軽減)、大粒・多穂・バイオマス増大(低コスト、多収)、早晩生・病害虫耐性(環境適応)の各遺伝子を、スマートゲノム育種で組合せて新品 […]
地域未利用資源を有効活用した冷水性高級魚介類を育成するバイオマス飼料の開発
高成長・高品質な冷水性高級魚介類の生産力を強化することを目的として、おもに東北地方において排出される食品加工 残滓を飼料原料として量産するための集荷・一次加工技術を開発し、栄養価が高く機能性に富むバイオマス飼料を製造し、 […]
環境DNA技術に基づいた水産資源・水圏環境モニタリングの全自動装置による省力化
環境DNA 技術を用いた魚類などの水産資源の継続的なモニタリングを画期的に省力化・高度化することを目指して、小型・安価で実用的な装置「eDNA サンプラー」を実用化します。eDNA サンプラーの製作・販売を軸に、貸与、現 […]
産地魚類市場における水産物取引業務を省力化するデジタル化システムの開発
国産水産物の供給において重要な役割を担う産地魚類市場の多くは過疎化・高齢化が著しく進行する地域に位置しているため、人手不足は極めて深刻な問題です。水揚げ情報をデジタルデータで収集して電子端末上で競りを行い、漁獲報告およ […]
ゲノム情報を駆使したイナゴマメ細胞培養による増粘多糖類生産のモデル化
イナゴマメ胚乳由来の増粘多糖類ガラクトマンナンは、食品の物性改良剤として汎用されますが、その持続的供給は困難です。そこで、ゲノム情報および細胞培養技術を用いて、ゲノム編集や遺伝子組換えによりガラクトマンナン高生産細胞株を […]
植物への国産ゲノム編集ツールのタンパク直接導入
植物へゲノム編集ツールを導入する場合はアグロバクテリア等を介した遺伝子組換え操作が必要で、組換え体を避けるためには戻し交配による外来遺伝子の除去が必要です。本研究では、独自のゲノム編集ツールをタンパク質として導入し、非組 […]
農作物の鮮度保持へ向けた生長制御因子ガス徐放固体材料の開発
農作物の生長制御因子ガスであるエチレンと1-メチルシクロプロペンを安全、簡便に、ゆっくりと長時間放出させることができる徐放固体材料の開発およびその農作物への応用を検討し、本材料に基づく事業モデルを構築します。
分子インプリント高分子固定電極を利用した水産物鮮度・熟成度のモニタリング用ワイヤ型センサの開発
水産物市場においては、水産物の鮮度を客観的に評価する方法が求められています。本事業では、分子インプリント固定グラファイト粒子を柔軟な電極表面に固定し、魚の脱血創に挿入、鮮度や「美味しさ」の客観的指標となる物質を逐次検出す […]