TEAM
研究チーム
カーボンクレジット創出に関わるドローンからの森林資源量解析技術の開発
林業
採択年度 2023年度 フェーズ3
所 属
URL https://deepforest-tech.co.jp/
メンバー
DeepForest Technologies 株式会社
大西 信徳概要 日本ではJクレジットの導入により、森林のCO₂吸収量の増加や森林管理の促進が期待されています。低コストな調査方法としてレーザードローンの計測が許可されていますが、解析技術が未確立であることからほとんど利用されていません。そこで本事業ではレーザードローンからJクレジットの創出に必要な情報を解析する技術を開発します。
コオロギ原料の高機能化による代替タンパク質創出
バイオ
採択年度 2023年度 フェーズ3
所 属
メンバー
株式会社エコロギー
葦苅 晟矢概要 昆虫コオロギの原料価値向上のために、コオロギ由来の機能性ペプチドの量産に関して研究します。採取的には、同ペプチド原料により、グローバルで課題とされる糖尿病や肥満などの生活習慣病の解決を目指します。
畜産動物の廃棄骨を循環的に利用するリン酸肥料製造法の実用化と生長効果の検証
畜産
採択年度 2023年度 フェーズ2
所 属
メンバー
近畿大学
森本 康一概要 これまでの研究開発で生骨を完全可溶化し、低エネルギーコストでリン酸を含む全成分を骨溶解養液として回収する技術を確立しました。本課題では骨からのリン酸と骨溶解液の製造コストの削減とスケールアップ、骨溶解養液で栽培した野菜の生長効果を形態観察、成分分析、遺伝子解析で実証し、骨溶解養液肥料の試作品を完成させます。
牡蠣(カキ)養殖生産を向上させる自立型海底水揚水装置SPALOW(Solar-Powered AirLift for Ocean Water):実用化・普及化に向けた改良
漁業
採択年度 2023年度 フェーズ2
所 属
メンバー
広島大学
小池 一彦概要 これまでの研究開発で、養殖牡蠣(カキ)の増産を可能とする自立型揚水装置を試作しました。この装置は海底の栄養豊富な海水と,牡蠣の餌となる良質なプランクトンを含む海底泥を毎時10トン揚水し、むき身重量48%増(対照区比)を達成しました。本事業では、この装置の実用化・普及化に向け、小型化・低コスト化をすすめ、同時にICT機能を搭載します。
気候危機・自動化農業に適応する超多収・頑健遺伝子型植物のスマート育種によるプロセスイノベーション
農業
採択年度 2023年度 フェーズ2
所 属
メンバー
静岡大学
富田 因則概要 気候変動で損害を被るコシヒカリに、頑健・短強稈(台風、豪雨による倒伏解消、自動化適合、労力軽減)、大粒・多穂・バイオマス増大(低コスト、多収)、早晩生・病害虫耐性(環境適応)の各遺伝子を、スマートゲノム育種で組合せて新品種を開発し、プロセスイノベーションをもたらします。
地域未利用資源を有効活用した冷水性高級魚介類を育成するバイオマス飼料の開発
漁業
採択年度 2023年度 フェーズ2
所 属
メンバー
北里大学
森山 俊介概要 高成長・高品質な冷水性高級魚介類の生産力を強化することを目的として、おもに東北地方において排出される食品加工 残滓を飼料原料として量産するための集荷・一次加工技術を開発し、栄養価が高く機能性に富むバイオマス飼料を製造し、冷水性高級魚介類の養殖に供給することを事業としたベンチャー企業の設立を目指します。
環境DNA技術に基づいた水産資源・水圏環境モニタリングの全自動装置による省力化
漁業環境
採択年度 2023年度 フェーズ2
所 属
メンバー
海洋研究開発機構
福場 辰洋概要 環境DNA 技術を用いた魚類などの水産資源の継続的なモニタリングを画期的に省力化・高度化することを目指して、小型・安価で実用的な装置「eDNA サンプラー」を実用化します。eDNA サンプラーの製作・販売を軸に、貸与、現場展開に関するコンサルタント、およびデータ提供までを行うベンチャー起業を目指します。
産地魚類市場における水産物取引業務を省力化するデジタル化システムの開発
漁業
採択年度 2023年度 フェーズ2
所 属
メンバー
鹿児島大学
江幡 恵吾概要 国産水産物の供給において重要な役割を担う産地魚類市場の多くは過疎化・高齢化が著しく進行する地域に位置しているため、人手不足は極めて深刻な問題です。水揚げ情報をデジタルデータで収集して電子端末上で競りを行い、漁獲報告および伝票発行を自動化する水産物取引デジタル化システムによって省力化を実現します。
ブタのオス産み分け基本技術の開発
畜産
採択年度 2023年度 フェーズ1
所 属
メンバー
概要 現在の養豚産業で肉豚を性選別することは殆どありませんが、肉豚をオスに傾斜産出(オスシフト)することができれば、オスは成長速度が速く、豚舎の回転効率の向上、飼料の低減などのメリットがあります。本事業では、人工授精用精液の処理方法及びリガンド種を検討し、オス産み分けの基本技術を確立します。
米糠由来機能性タンパク質合成系の開発
バイオ
採択年度 2023年度 フェーズ1
所 属
メンバー
NUProtein株式会社
南 賢尚概要 短稈矮性イネを形質転換し、胚芽と糊粉層細胞抽出液を用いたタンパク質合成系を開発すします。更に既存の種子依存プロモーターにより外来遺伝子を種子に発現させます。これらを組み合わせることにより、短稈矮性イネの米糠と胚乳による、バイブリッドな機能性タンパク質生産系を開発します。
高濃度の希釈海水を利用した海水農業技術の確立と循環型食料生産システムの構築
農業
採択年度 2023年度 フェーズ1
所 属
メンバー
株式会社Cultivera
豊永 翔平概要 ほとんどの植物は、EC6 以上での栽培は不可能な中、当社特許技術は常識を超えるEC7~10、塩分濃度0.2~0.5%の養液での栽培を可能とします。世界中で塩害化や淡水の枯渇が進む中、本事業を通し、より効率的な海水利用技術や下水汚泥、食品残渣などを活用した新たな循環型食料生産システムの構築を目指します。
ゲノム情報を駆使したイナゴマメ細胞培養による増粘多糖類生産のモデル化
農業バイオ
採択年度 2023年度 フェーズ0
所 属
メンバー
概要 イナゴマメ胚乳由来の増粘多糖類ガラクトマンナンは、食品の物性改良剤として汎用されますが、その持続的供給は困難です。そこで、ゲノム情報および細胞培養技術を用いて、ゲノム編集や遺伝子組換えによりガラクトマンナン高生産細胞株を樹立し、ガラクトマンナンを安定かつ高生産する技術モデルを確立します。
植物への国産ゲノム編集ツールのタンパク直接導入
バイオ
採択年度 2023年度 フェーズ0
所 属
メンバー
プラチナバイオ株式会社
清川 一矢概要 植物へゲノム編集ツールを導入する場合はアグロバクテリア等を介した遺伝子組換え操作が必要で、組換え体を避けるためには戻し交配による外来遺伝子の除去が必要です。本研究では、独自のゲノム編集ツールをタンパク質として導入し、非組換え過程での植物のゲノム編集技術の確立を目指します。
農作物の鮮度保持へ向けた生長制御因子ガス徐放固体材料の開発
農業
採択年度 2023年度 フェーズ0
所 属
メンバー
北海道大学
野呂 真一郎概要 農作物の生長制御因子ガスであるエチレンと1-メチルシクロプロペンを安全、簡便に、ゆっくりと長時間放出させることができる徐放固体材料の開発およびその農作物への応用を検討し、本材料に基づく事業モデルを構築します。
分子インプリント高分子固定電極を利用した水産物鮮度・熟成度のモニタリング用ワイヤ型センサの開発
漁業
採択年度 2023年度 フェーズ0
所 属
メンバー
概要 水産物市場においては、水産物の鮮度を客観的に評価する方法が求められています。本事業では、分子インプリント固定グラファイト粒子を柔軟な電極表面に固定し、魚の脱血創に挿入、鮮度や「美味しさ」の客観的指標となる物質を逐次検出するセンサを開発します。
陸上養殖の収益性・環境影響を予測する「養殖支援ソフトウェア;AQSim」の構築
漁業
採択年度 2023年度 フェーズ0
所 属
メンバー
北海道大学
高橋 勇樹概要 近年、陸上養殖に注目が集まっていますが、陸上養殖ではランニングコストが高いこと、CO2 排出量が大きいことが課題となっています。本事業では、養殖魚の成長量・成長速度から陸上養殖の経費・収入・利益・CO2 排出量を予測する養殖支援ソフトウェアを構築し、陸上養殖の経営効率化に資するサービス実現を目指します。
養殖魚の腸内フローラ改善で魚病ゼロを目指し生産効率の改善に資する低コスト・高機能γ-オリザノールナノ粒子配合飼料の開発
漁業
採択年度 2023年度 フェーズ0
所 属
メンバー
株式会社SENTAN Pharma
松尾 タケル概要 既に抗酸化作用・免疫力向上の目的で水産飼料用配合剤として使用実績がある一方、コストに課題のあるγ-オリザノールを、当社技術によりナノ化し、生体内吸収率を飛躍的に高めることで配合量を格段に減らし低コスト化します。γ-オリザノールナノ粒子の持つ腸内フローラ改善作用で生産個体の感染症を抑制し、養殖魚の生産効率を改善します。
農作物から蒸散する水をマクロ・リアルタイムに定量するセンサの開発
農業
採択年度 2022年度 フェーズ0
所 属
メール info@aquze.com
メンバー
川喜多 仁
合同会社アキューゼCTO概要 農作物から蒸散する水は、光合成や温度調整に影響を及ぼし成長や収穫の量を決定しうる重要情報だが、限定的な対象の計測にとどまっています。環境中に存在する水を高精度に定量可能なセンサを、施設園芸における群落内外に設置し、マクロな蒸散量をリアルタイムに評価する技術を開発します。
ゼロエミッション農業に向けたGHG削減法コンサルビジネス構築のための基盤となる機器開発
農業環境
採択年度 2022年度 フェーズ0
所 属
URL https://www.naro.go.jp/laboratory/niaes/introduction/chart/0202/index.html
メンバー
須藤 重人
農業・食品産業技術総合研究機構グループ長概要 ESG 投資に対応し、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の枠組みに沿った開示など、脱炭素を要する企業をターゲットに、農業由来GHG 削減へのJ-クレジット制度に基づく取り組みを促し、「GHG削減」、「食料自給率向上」へ導きます。新規方法論策定、プロジェクト登録指導等によりマネタイズするモデルを考えています。
免疫バイオティクスによるワンヘルスケアフード事業
畜産
採択年度 2022年度 フェーズ0
所 属
メール oike@affrc.go.jp
URL https://researchmap.jp/oikehideaki
メンバー
大池 秀明
農業・食品産業技術総合研究機構上級研究員概要 免疫賦活作用を示す乳酸菌等の食素材は、感染症予防のみならず、脳腸相関を介した脳機能健全化や加齢性疾患予防にも有効です。我々は微生物資源を活用し、ワンヘルスやアニマルウェルフェアに対応した免疫賦活飼料から、ストレス防御、難聴や認知症予防にまで有効なワンヘルスケアフード事業を立ち上げます。
生殖幹細胞操作技術を駆使した世界唯一の養殖魚「カイジ」の創出
漁業
採択年度 2022年度 フェーズ0
所 属
URL https://www.kaiyodai.ac.jp/Japanese/IRBAS/kiban.html
メンバー
森田 哲朗
東京海洋大学准教授概要 世界トップの生殖幹細胞操作技術を駆使し、絶品とされながら入手・飼育が困難なために養殖されて来なかったカイワリと、従来種マアジとの新規ハイブリッド「カイジ」の量産システムを構築し、創出された世界唯一の養殖品種を柱とした新スタイルの養殖事業を確立します。
バイオスティミュラント候補化合物等の探索・評価手法に関する研究
農業バイオ
採択年度 2022年度 フェーズ0
所 属
メール hiratsuka-kazuyuki-pz@ynu.ac.jp
URL http://www.plantech.ynu.ac.jp/
メンバー
平塚 和之
横浜国立大学教授概要 植物の農産物としての品質向上やストレス耐性等を増強する活性を有する物質等はバイオスティミュラントと呼ばれ注目されています。本事業では、すでに実績がある発光レポーターを用いた遺伝子発現を指標とした方法を応用し、バイオスティミュラント活性の評価とハイスループットスクリーニング探索手法の研究開発を実施します。
次世代農業生産技術「Plant Drug Delivery System」の開発
農業バイオ
採択年度 2022年度 フェーズ0
所 属
メンバー
石橋 勇志
九州大学准教授概要 ① ナノ粒子剤のデータベース開発:作物種ごと、植物部位ごとに機能する最適なナノ粒子剤を選定、開発します。 ② 上記のデータベースに基づく新しい農業資材(ナノデザイン資材)の開発:ナノ粒子剤の利用により、従来の化学農薬や化学肥料の使用量を1/100以下に抑えられる農業資材を開発します。
牛ふんメタン発酵バイオ液肥を利用した拡散駆動型微細藻類リアクターの開発
畜産バイオ
採択年度 2022年度 フェーズ0
所 属
URL https://smcs.eng.hokudai.ac.jp/
メンバー
石井 一英
北海道大学教授概要 家畜ふん尿の課題解決のため、牛ふんメタン発酵バイオ液肥を利用した微細藻類リアクターを開発します。膜を介した拡散駆動により余剰バイオ液肥中の窒素など栄養塩類を分離利用するため、培養に要するコストやエネルギーを大幅に削減できます。栄養塩類分離後のバイオ液肥は、窒素過多にならず草地等へ散布が可能です。
農地への炭素固定と有機栽培可能な農地転換を両立す る“高機能バイオ炭”の研究開発
農業
採択年度 2022年度 フェーズ0
所 属
メンバー
西田 亮也
株式会社TOWING CTO概要 持続可能な農業実現のため、化学肥料から有機肥料中心の栽培転換、脱炭素に向けた農地への炭素貯留が世界中で求められています。本事業にて、農地に対して有機肥料の分解に必要な硝化菌叢を効率的に定着でき、N2O分解・CO2固定菌叢の追加により高効率な炭素固定性能を実現可能な“高機能バイオ炭”の研究開発を実施します。
植物体内の水分移動に伴う音響放射を捉えるエレクトレットセンサの改良と実用化実証
農業
採択年度 2022年度 フェーズ2
所 属
スマート農業導入支援サービス
農業
採択年度 2022年度 フェーズ2
所 属
URL https://www.naro.go.jp/collab/researcher_profile/laboratory/narc/078453.html
メンバー
宮武 恭一
農業・食品産業技術総合研究機構部長概要 スマート農業導入による大幅な収益向上のため、スマート農業実証プロジェクトにおける水田作、畑作に関する技術・経営データを用いた経営計画策定支援システムを開発・実証し、スマート農業導入にむけた農業者の意思決定を支援するサービスを構築します。
市販食品・外食の個別栄養最適化による健康実現ビジネスモデルの構築
食品
採択年度 2022年度 フェーズ0
所 属
メール https://wellnas.biz/contact/
メンバー
小山 正浩
株式会社ウェルナス代表取締役概要 個別栄養最適化技術を確立し、個人の身体改善のために栄養を調整した個別栄養最適食(AI 食)の健康効果は既に実証されています。ウェルナスではAI食提案サービス「NEWTRISH」を開発しましたが、自炊する人を対象とした食事メニューの提案が中心のため、多忙な人や自炊習慣のない人には継続利用のハードルが高いと考えています。本事業では、より多くの人々がAI食で健康実現できるサービスを開発するために、中食・外食を活用した個別栄養最適化のための技術開発と効果実証を行い、新たなビジネスモデルを構築します。
ジャガイモシストセンチュウ抵抗性トマト品種の作出および騙し討ち農薬製造
農業
採択年度 2022年度 フェーズ2
所 属
メール kenji55@u-shizuoka-ken.ac.jp
URL https://sweb.u-shizuoka-ken.ac.jp/~kenji55-lab/
メンバー
渡辺 賢二
静岡県立大学教授概要
メタノール資化性細菌を活用した新規バイオスティミュラント資材の開発
農業
採択年度 2022年度 フェーズ2
所 属
メール https://agri-smile.com/contact/
メンバー
林 大祐
株式会社AGRI SMILEマネージャー概要 増大する環境ストレスの影響を軽減し、食糧の安定供給に寄与する資材としてバイオスティミュラント資材(以下、BS)が期待されています。本研究では、BS としての機能をもつことが近年明らかにされた植物葉面に棲息するメタノール資化性細菌について、BS としての活用可能性を広げ、資材化に向けた研究開発を行います。
ロボット漁船の自動係船手法の確立と、養殖場の自動給餌機への餌補給手法の確立
漁業
採択年度 2022年度 フェーズ3
所 属
メール nihei@omu.ac.jp
メンバー
二瓶 泰範
大阪公立大学准教授概要 養殖場では自動給餌機の導入が進んでいまますが、給餌機への餌補給は漁業者が行い、大変な重労働です。自動給餌機への自動餌補給のためにロボット漁船を実現します。 生け簀へのロボット漁船の自動係船手法とともに、自動給餌機への餌補給手法を確立し、養殖業における給餌を完全自動化することを目指します。
未利用サメ資源と陸上飼育技術に支えられた次世代抗 体開発プラットフォームの事業化
漁業バイオ
採択年度 2022年度 フェーズ2
所 属
メール takeda.hiroyuki.mk@ehime-u.ac.jp
URL https://www.pros.ehime-u.ac.jp/proteodrugdiscovery/data/Members.html
メンバー
竹田 浩之
愛媛大学准教授概要 食用魚の陸上養殖は固定費が高く採算性に課題があります。我々は非食用でほとんど利用されていないサメを陸上養殖し、高付加価値な特殊抗体を開発する技術の社会実装を目指して技術開発を進めています。本取組により、未利用水産資源の有効活用と、陸上養殖の新たなビジネスモデルの構築を目指します。
農林業活性化のための未利用系バイオマス資源からのテレフタル酸ならびにポリエステル製造技術の事業化
バイオ
採択年度 2021 フェーズ0
所 属
メール nakagame@bio.kanagawa-it.ac.jp
URL https://www.kait.jp/ug_gr/undergrad/bio/bioscience/academic/nakagame.html
メンバー
仲亀 誠司
神奈川工科大学 准教授概要 化石資源を原料として化学的プロセスにより生産されており、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の原料として利用されているテレフタル酸を、農村地域で発生している未利用系バイオマス資源から、生物学的プロセスによる生産することを目指します。本技術の社会実装により、バイオマス資源の有効活用による農村地域の活性化や、地球温暖化の原因となる二酸化炭素排出量の削減が期待できます。
合成生物学による植物由来希少成分の微生物発酵生産
バイオ
採択年度 2021 フェーズ0
所 属
メンバー
石川県立大学 准教授概要 植物の産生する二次代謝産物は多様な生理活性を有しているが、植物体での含有量は少なく、多くのものが製品化されていません。これらの植物由来希少成分を微生物発酵法により、効率的に生産するプラットフォームを構築します。微生物による安価な生産により、それらを利用した医薬、化粧品、機能性製品等の市場規模の拡大が期待できます。さらに、非可食バイオマスからの石油・石炭に依存しない高付加価値の化合物生産が可能となります。
ゼニゴケによる機能性物質生産プラットフォームの開発
食品
採択年度 2021 フェーズ0
所 属
メール kajikawa@waka.kindai.ac.jp
URL https://www.kindai.ac.jp/bost/research-and-education/teachers/introduce/kajikawa-masataka-21a.html
メンバー
概要 わたしたちは食品・飼料の栄養強化剤となるLCPUFAと動物医薬品原料となるエイコサノイドを、国産植物であるゼニゴケを用いて生産し市場供給を目指します。この事業によりSDGsに適合した良質で安全な食品、家畜、養殖魚介類の提供に貢献し、国民の健康・幸福に貢献します。また現状の輸入原料に依存したサプライチェーンを国内生産に転換します。
植物病院®の事業化に向けた病害虫雑草診断技術の開発
農業
採択年度 2021 フェーズ0
所 属
URL https://www.naro.go.jp/laboratory/nipp/index.html
メンバー
概要 世界の食料総生産の42%が病害虫・雑草により損失しています。さらに、近年の地球温暖化、グローバル化の進展などにより、越境性の作物病害虫の発生と被害拡大が懸念されています。このため、植物病をAIやICTなども利用して正しく診断し、適切な対策を提示できるスタートアップ「農研機構 植物病院®」を事業化します。
微細藻類によるマイクロプラスチック除去技術を利用した高付加価値水質浄化槽の陸上養殖施設への展開
バイオ
採択年度 2021 フェーズ0
所 属
メール aogu@whelix.info
メンバー
小倉 淳
長浜バイオ大学バイオサイエンス学部 教授概要 微細藻類の高速増殖と粘着性物質分泌に着目したマイクロプラスチック除去技術をシーズとし、一般的な水浄化-脱窒・硝化を達成できることが判明しました。そこで、陸上養殖施設における高付加価値な水質浄化槽として開発・実証を行い、当該施設に導入を図る取り組みを行っています。陸上養殖施設においては、MP除去ができることで魚価向上を果たせるため積極的導入を見込んでいます。
作物生産管理を助ける作物診断プラットフォームの構築
農業
採択年度 2021 フェーズ2
所 属
URL http://bbc.agr.nagoya-u.ac.jp/~graft/index.html
メンバー
野田口 理孝
名古屋大学・生物機能利用開発研究センター/生命農学研究科 准教授概要 温暖化による気候変動は農業環境を大きく変え、従来は想定しない状況が増えています。さらに、農薬や肥料等の資源投入の低減ニーズもあいまって、作物生産技術の高度化の要請が高まっています。本事業では、植物の状態を生体分子を指標に正しく短時間で診断することで、様々な作物の生産管理を支援し、生産の安定化を実現します。
エピジェネティクス制御による異常気象対抗型・減肥料栽培法の開発
農業
採択年度 2021 フェーズ2
所 属
メンバー
金 鍾明
アクプランタ株式会社 代表取締役概要 本課題では、気候変動によって深刻化する熱波や旱魃に対抗し、作物の生産性を維持・向上させるための技術開発に取り組みます。弊社の独自技術であるエピジェネティック制御技術に基づき、高温環境下で低肥料かつ節水しながら、環境にも人にも安全に生産性を担保する栽培法を提案します。
魚類の機能性腸内細菌群を利用した革新的養殖技術の開発
漁業
採択年度 2021 フェーズ2
所 属
メール umeda@sbchem.kyoto-u.ac.jp
メンバー
梅田眞郷
ホロバイオ株式会社 代表取締役概要 養殖漁業は、高効率で飼料をタンパク質に変換し、環境への負荷を低減できることから、人類のタンパク質確保の有用な手段として注目されています。本事業では、養殖魚の腸内細菌叢を改善する「新規生物育種技術」を開発。養殖魚の成長促進、感染症の予防、植物性飼料への転換を可能にし、環境負荷の少ない新しい養殖技術の確立を目指します。
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